【ノッティングヒル・カーニバル】子連れは要注意!体験レポート

ノッティングヒルカーニバル

2024年8月26日、ロンドン観光中に偶然出くわしたのが「ノッティングヒル・カーニバル」でした。

近くのスケートボードパークに向かっていたところ、周辺は想像を超える熱気と人混み。
スケートパークもカーニバル期間のため閉鎖されており、否応なしにイベントの渦中へ…。

まるでリオのカーニバルを思わせるような、爆音・ダンス・衣装・人波に完全に圧倒されました。

あまりガイドブックでは取り上げられず、ネットでも断片的な情報ばかりのこのイベント。
気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、子連れで偶然足を踏み入れてしまった実体験をもとに、ノッティングヒル・カーニバルのリアルな雰囲気や注意点をレポートします。

特に、「家族で行っても大丈夫?」「何に気をつけるべき?」と迷っている方は、ぜひ最後まで読んでから訪問を検討してください。


目次

結論|ノッティングヒルカーニバルが子連れには向かない理由

物々しい雰囲気と警備体制

  • 入り口と出口に金属探知機と警察官
  • 大量の警察官がいたるところに配置されている(ある意味安全ではあるが……)
  • 住民は自宅の玄関をバリケードで封鎖し、避難モード

街中がカオス状態

  • 道端には割れた酒瓶が散乱
  • 押し寄せる人並みで、進む方向がわからなくなる(出口を探すのも一苦労)
  • 公共交通機関がストップしているため、徒歩意外で抜け出すことができない

子供には刺激が強すぎる雰囲気

  • 大音量の音楽が響き渡る
  • お酒を片手に踊る人が多数
  • 子ども向けのアクティビティやスペースはなく、雰囲気自体が過激かつ大人向け

短いですが動画です。この盛り上がり、うねり、人々の声。

ノッティングヒルカーニバル

ノッティングヒルカーニバルとは?

  • 開催時期:毎年8月の最終週末、2日間(初日=子供向け、2日目=本番)
  • 開催地:ロンドン・ノッティングヒル地区
  • 参加者数:100万人以上
  • 規模:本場リオのカーニバルに次ぐ、2番目に大きいカーニバル
  • 特徴:カリブ海文化を祝う、リオのカーニバルに次ぐ世界的イベント
  • 内容:パレード、レゲエやサンバの音楽、華やかな衣装、屋台のグルメなど

実際の雰囲気はというと…

  • 露出度高めの衣装、筋肉隆々の男性、お酒片手に大盛り上がり
  • パレードに沿って踊り、楽しむ人々
  • 爆音の音楽&エネルギッシュなダンス
  • 食べ物屋台があり、DJがベランダから音楽を流したり、南米フェスのような雰囲気

大規模なマーケットのようなものかな、と思っていたら全然違いました!
超ホンモノの南米がそこにありました。

ノッティングヒルカーニバル

ノッティングヒルカーニバル期間中の交通情報

公共交通機関は、ほぼストップしています。

  • 地下鉄(Tube)
    ノッティングヒルゲート駅、ラディオ駅主要駅は閉鎖
  • バス
    周辺道路が封鎖され、一部バス路線が迂回ルートを運行
  • タクシー&ライドシェア(Uber、Bolt)
    UberやBoltはエリアに入るのが不可能。配車できても降ろしてもらえないこともあります。
私たちの体験談

実際にBoltで配車しましたが、5回連続で拒否。
この時に何かがおかしいと気づくべきでした。
ようやく1台が応じてくれましたが、「カーニバルのため、指定の場所には降ろせない」とのこと。

  • 交通規制があるため、基本は「徒歩で抜ける」しかない
  • 混雑が厳しく、迂回ルートを進むため移動に想像以上に時間がかかる

【現地での体験】怖さを感じた場面も

昼間ということもあり、危険なトラブルには遭いませんでしたが、「あたたくフレンドリー」というより、「狂気的なイベント」という印象が強く残りました。

前から押し寄せる人の波に飲まれる!

  • 坂道になっているため、遠くからでも人の密集度が一目で分かるのですが、異常なほどの人の密度。
  • 進む方向すら分からなくなり、小道に逃げてもまた大群が…まるで迷路でした。

出口が分からず、半泣き…

  • Google Mapsは「混雑」表示だらけで、ルート検索が機能しない。
  • 住宅地には規制線が貼られ、立ち入らないように警官が見張っているため、思うように進めない。
  • 人混みをかき分け、約1km歩いてようやく金属探知機のある出口に到達!

まとめ|下調べ必須で子連れは避けて

ノッティングヒル・カーニバルは、ロンドンの夏を彩る世界的なイベント。
毎年8月最終週末に開催され、世界中から100万人以上が集まる、まさにお祭り騒ぎです。

ですが――
子連れで行くには、かなりハードルが高いイベントでした。

私たちは事前に何も知らず、たまたま開催日に現地を訪れたのですが、あまりの混雑と過激な雰囲気に圧倒され、正直なところ「子どもと一緒に来る場所ではなかった」と痛感しました。

ポイント詳細
子連れには不向き
刺激が強く、移動も困難。避けた方が無難
本格的な雰囲気カリブ文化・音楽・パレードを体感できる貴重な機会
行くなら昼間にできるだけ早い時間帯に訪問を
徒歩移動前提交通規制あり。タクシー等は使えない
事前リサーチ必須路線、エリアマップ、迂回ルートを要チェック

おまけ|カーニバル後、心が落ち着いた場所

カーニバルの熱気からようやく抜け出し、私たちはHyde Park内の「ダイアナ・メモリアル・プレイグラウンド」に立ち寄りました。

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