人混みを避けて自然の中でゆったり過ごしたい…そんな方にぴったりなのが、シンガポール南部の穴場スポット「サザンリッジズ」!都会の喧騒から少し離れて、森林浴・絶景・静けさを家族で満喫できます。
全長9kmの遊歩道には、木々の上を歩く吊り橋や、鳥のさえずりが響く森、そしてカフェ併設の公園も!

この記事では、子連れでも安心して楽しめるルートや注意点、アクセス方法などを詳しくご紹介します。
シンガポールのサザンリッジズってどんな場所?
シンガポールで自然とふれあえる9kmの遊歩道



サザンリッジズ(The Southern Ridges)は、シンガポール南部にある全長約9kmの森林遊歩道。
マウント・フェーバー・パークやテロック・ブランガ・ヒル・パークなど、複数の公園をつなぐように歩道橋が設置されていて、
「都市×ジャングル×近未来」な、シンガポールならではの景観が楽しめます。
観光ガイドにはあまり大きく載っていないローカル感強めのエリアですが、だからこそ、混雑知らずで自然の中をのんびり散策できる穴場スポット!
木々の上を歩いているかのような遊歩道では、熱帯植物の緑と野鳥のさえずりに包まれた“別世界”を体験できます。
地元ローカルに愛される森林コース

サザンリッジを歩いているのは、ランニング中の地元の人や、途中にある健康器具で筋トレしてるお兄さん、ペット連れのご夫婦などがメイン。日本人は見かけず、まさに“地元の暮らしの延長”に触れられる場所です。
なのに、道はきれいに整備されていて安全。看板もしっかりあるので迷いませんでした。子どもは「なんか探検してるみたい!」とノリノリ。
暑い日はありますが、森の中なので直射日光を避けやすい&風が気持ちいいというのがポイント高め。
子連れでサザンリッジを散策!我が家のコース紹介
Henderson Waves〜Hort Parkルートが快適

サザンリッジズには複数のアクセスルートがありますが、我が家が選んだのは、「Henderson Waves(ヘンダーソン・ウェーブ)」からスタートし、Hort Park方面へ抜けるルート。
このルートを選んだ理由は:
- Grabでアクセスしやすい(Radin Mas Community Clubあたりで降車)
- 歩道橋→森の中→展望スポット→カフェというバランスのいい構成
- 無理のない距離感で、子どもでも歩きやすい(2時間弱)
ここから見下ろす森や街並みは絶景で、朝の空気も最高!

なお、サザンリッジズを歩く際は、履き慣れたスニーカーで行くのが断然おすすめです。
私はうっかりサンダルで行ってしまい、階段や長い遊歩道で何度も後悔しました…!
ホテルからGrabでのアクセスとおすすめ降車ポイント
サザンリッジズ周辺は駅からやや離れているため、Grab(配車アプリ)の利用がおすすめです。
🚕 おすすめの降車ポイント:
「Radin Mas Community Club」
– 車寄せあり、少し歩くとサザンリッジズの入り口に到着
– 施設内にトイレ・コンビニ・フードコートもあって安心(※超ローカルなモールですが特に見るところもなかったです)
目的地に「Southern Ridghes」や「Henderson Waves」と入れると広範囲なので、「Radin Mas Community Club」と検索した方がピンポイントで到着できるのでおすすめです。
このあたりは観光地ではないため、英語や現地表記での地名検索が便利です。
サザンリッジズの見どころ&写真映えスポット
木製と金属の遊歩道
サザンリッジズの魅力は、なんといっても美しい遊歩道の連続。
森の中に突然現れる、近未来的な木の橋や金属のスカイウォーク。


特に映えスポットなのがこちら👇
🌉 Henderson Waves【ヘンダーソン・ウェーブ】(金属製の高架遊歩道)

- 木造のなめらかな曲線が美しく、建築好きにもたまらないデザイン
- 全長274メートルの波のような木造のデザインの歩道橋
- 森と街を一望できる絶景スポット
- 高さ約36mの橋からの景色は圧巻。眼下に森、遠くに港やビル群も!
- シンガポールで一番高いところにある橋と言われています!
🌿 Forest Walk【フォレスト ウォーク】(金属製の高架遊歩道)

- 森の上を歩くような気分で探検気分満点
- 森の中なのに蚊が少なく、風通しもよくて快適
- 野鳥の声と緑の香りに癒される、“都市の中のジャングル”
- 金属製の歩道橋が若干ガタガタいう箇所がありスリル満点
息子も「恐竜出てきそうじゃない?」とテンションMAXで歩いていました。
野鳥・熱帯植物に出会える癒し空間
サザンリッジズでは、街中では見かけないような鳥や植物にも出会えます。
- カラフルな南国の鳥が鳴いていたり
- 巨大なシダや熱帯の花々が咲いていたり
- 足元にはリスや虫もちらほら(苦手な人は注意!)
でも、決して“野生動物の森”という感じではなく、手入れされた自然の中を歩くような心地よさ。
すごい鳴き声がするなぁと思って遭遇した野鳥。
木の枝に留まっていたのですが、立派なくちばしが怖くて、目の前を歩く時はドキドキしました💦
こんな体験ができるのも自然豊かなサザンリッジならではだと思います。
サザンリッジを歩いたあとは絶景カフェで休憩
Canopy Hort Parkの子連れランチ事情

遊歩道を歩いてたどり着いたのが、Hort Park(ホートパーク)内にあるカフェ「Canopy HortPark」
お花屋さんに隣接しているカフェで、味も雰囲気もめちゃくちゃ良かったです。
- 店内・テラスともに広々、キッズメニューもあります
- キッズチェアも完備していました
- 緑に囲まれた開放的なロケーション
- おしゃれだけど子連れウェルカムな雰囲気
メニューはパスタやバーガー、ピザ、フィッシュ&チップスなど、欧米スタイルで子どもも食べやすいものばかり。





我が家は、ナゲット+ポテトのキッズメニュー&イカのフライをオーダー。どちらも味・量ともに◎!
歩いた後のカフェタイムって、やっぱり最高です。
サザンリッジには工事中のエリアも?最新の注意点
サザンリッジズは、場所によって遊歩道が一部工事中のこともあります。
実際に訪れた日も「通行止め→階段で迂回、外に一旦出て」対応しました。
google mapに工事が反映されている箇所もありましたが、反映されていない場所もあるので、確実なのは現地にある看板を見て従うしかなさそうです。

道中には自動販売機や売店がないので、飲み物は必ず持参してくださいね。
持って行ってよかった!サザンリッジズ散策の持ち物リスト
暑さ・虫対策に役立つアイテム
- 帽子 or 日よけキャップ: 木陰が多いとはいえ、日差しが強い時間帯は直撃します。 帽子は、首まわりの日焼け対策に取り外し可能なサンシールドがあると安心です!

- 虫除けスプレー/ウェットティッシュ → 蚊は少ないものの、草の中を歩くので念のため。 例:子どもも使える天然成分タイプなど
- こまめな水分補給用の水筒 → 自販機や売店がないため、多めに持参を!ハイドロフロスクはカラビナをつけて、バッグやリュックにつけられて便利です。
- スニーカー→ 遊歩道は長く、階段やアップダウンもあるため履き慣れたものを。 私はサンダルで行ってしまい、途中で何度も後悔しました…!
- 汗拭きタオル → 森の中とはいえ、ここは高温多湿のシンガポール。けっこう汗をかきます!
- 双眼鏡→バードウォッチングにバッチリな場所です。鳥系が好きなお子さんはぜひお持ちください。遠くのビル群も見えて面白いです。

まとめ|サザンリッジズは“知る人ぞ知る”癒しスポット
都会のイメージが強いシンガポールですが、こんなに自然を感じられるエリアがあるとは思いませんでした。
サザンリッジズは、観光地の賑わいから一歩離れて、静かに癒されたい方や、子どもとゆっくり自然を楽しみたいご家族にぴったりの穴場スポットです。
おしゃれな絶景カフェやアクセスの良さも含めて、もっと知られてほしいと思える場所でした。