【ノッティングヒル・カーニバル】子連れは要注意!体験レポート

ノッティングヒルカーニバルの様子

2024年、ロンドン観光中に偶然出くわしたのが「ノッティングヒル・カーニバル」

近くのスケートボードパークに向かっていたところ、周辺は想像を超える熱気と人混み。
目的のスケートパークはもちろん、周辺のおしゃれなお店やカフェも全てカーニバル期間のため閉鎖されており、否応なしにイベントの渦中へ…。

まるでリオのカーニバルを思わせるような、爆音・ダンス・衣装・人波に完全に圧倒されました。

あまりガイドブックでは取り上げられず、ネットでも断片的な情報ばかりのノッティングヒルカーニバル。
気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、子連れで偶然足を踏み入れてしまった実体験をもとに、ノッティングヒル・カーニバルのリアルな雰囲気や注意点をレポートします。

特に、「家族で行っても大丈夫?」「何に気をつけるべき?」と迷っている方は、ぜひ最後まで読んでから訪問を検討してください。

目次

ノッティングヒルカーニバルとは?

  • 開催時期:毎年8月の最終週末、2日間(初日=子供向け、2日目=本番)
  • 開催地:ロンドン・ノッティングヒル地区
  • 参加者数:100万人以上
  • 規模:本場リオのカーニバルに次ぐ、2番目に大きいカーニバル
  • 特徴:カリブ海文化を祝う、リオのカーニバルに次ぐ世界的イベント
  • 内容:パレード、レゲエやサンバの音楽、華やかな衣装、屋台のグルメなど

実際の雰囲気はというと…

  • 露出度高めの衣装、筋肉隆々の男性、お酒片手に大盛り上がり
  • パレードに沿って踊り、楽しむ人々
  • 爆音の音楽&エネルギッシュなダンス
  • 食べ物屋台があり、DJがベランダから音楽を流したり、南米フェスのような雰囲気

大規模なマーケットのようなものかな、と思っていたら全然違いました!

超ホンモノの南米がありました。

物々しい雰囲気と警備体制

出入り口には金属探知機が並び(空港である通るタイプです)、警察官(防弾チョッキ着てます)がチェックしていました。

  • 中に入ると大量の警察官がいたるところに配置されている(ある意味安全ではあるのですが……)
  • ノッティングヒルの住民は自宅の玄関をバリケードで封鎖し、避難モード

街中がカオス状態

「カオス」という表現がピッタリな状態でした。

具体的には…
  • 道端には割れた酒瓶が散乱
  • 押し寄せる人並みで、進む方向がわからなくなる(出口を探すのも一苦労)
  • 公共交通機関がストップしているため、途中で駅を見つけてもここもバリケード
  • 徒歩意外で抜け出すことができない

子どもには刺激が強すぎる雰囲気

短い動画ですが雰囲気がわかれば!

入り口の金属探知機の段階でおかしいと察知し引き返せばよかったものの、どんどん入っていまった我が家。

警官に「金属探知機がたくさんあって怖いんだけど。子連れでは危険?」と聞いたら「NO PROBLEMさ〜楽しいよ〜ENJOY!」と言われ信じて入ってしまった自分を後に悔やむことになります。

  • 大音量の音楽が響き渡る
  • お酒を片手に踊る人が多数
  • 子ども向けのアクティビティやスペースはない
  • 露出度高めのはっちゃけた大人たち

カーニバル期間中の交通情報

公共交通機関は、ほぼストップしています。何も使えない、と思った方が良いです。

  • 地下鉄(Tube)
    ノッティングヒルゲート駅、ラディオ駅主要駅は閉鎖
  • バス
    周辺道路が封鎖され、一部バス路線が迂回ルートを運行
  • タクシー&ライドシェア(Uber、Bolt)
    UberやBoltはエリアに入るのが不可能。配車できても降ろしてもらえないこともあります。
私たちの体験談

実際にBoltで配車しましたが、5回連続で拒否。この時に何かがおかしいと気づくべきでした。
ようやく1台が応じてくれましたが、「カーニバルのため、指定の場所には降ろせない」とのこと。

  • 交通規制があるため、基本は「徒歩で抜ける」しかない
  • 混雑が厳しく、迂回ルートを進むため移動に想像以上に時間がかかる

【現地での体験】怖さを感じた場面も

昼間ということもあり、危険なトラブルには遭いませんでしたが、「あたたくフレンドリー」というより、「クレイジーなイベント」でした。

前から押し寄せる人の波に飲まれる!

  • 坂道になっているため、遠くからでも人の密集度が一目で分かるのですが、異常なほどの人の密度。
  • 進む方向すら分からなくなり、小道に逃げてもまた大群が…まるで迷路でした。

出口が分からず、半泣き…

  • Google Mapsは「混雑」表示だらけで、ルート検索が機能しない。
  • 住宅地には規制線が貼られ、立ち入らないように警官が見張っているため、思うように進めない。
  • 人混みをかき分け、約1km歩いてようやく金属探知機のある出口に到達!

下調べ必須で子連れは避けた方がいい

ノッティングヒル・カーニバルは、ロンドンの夏を彩る世界的なイベント。
毎年8月最終週末に開催され、世界中から100万人以上が集まる、まさにお祭り騒ぎです。

ですが――
子連れで行くには、かなりハードルが高いイベントでした。

私たちは事前に何も知らず、たまたま開催日に現地を訪れたのですが、あまりの混雑と過激な雰囲気に圧倒され、正直なところ「子どもと一緒に来る場所ではなかった」と痛感しました。

ポイント詳細
子連れ不向き刺激が強く、移動も困難
雰囲気本格的なカリブ文化・音楽・パレードを体感
時間帯できるだけ早い時間帯に訪問を
公共高月館徒歩のみ
事前リサーチ路線、エリアマップ、迂回ルート

【おまけ】ハイドパークで癒しの時間

カーニバルの熱気からようやく抜け出し、私たちはHyde Park内の「ダイアナ・メモリアル・プレイグラウンド」に立ち寄りました。

この記事を書いた人

Mariha|海外好きバイリンガルママ
非日常を味わう旅行Tips
快適で安心できる家族旅行のコツや情報を発信!
▶年3回家族で海外旅行
▶ニューヨーク州立大学卒業 
(英検準1級・TOEIC950)
▶︎ Marriott Bonvoyプラチナ会員 & JAL派

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