
スイス旅行で最大の悩みといえば、驚くほどの「物価の高さ」ですよね。
物価高+円安の影響で、家族で外食したらランチでも1.5万円、ディナーなら数万円…なんて話も珍しくありません。
「スイス旅行ではあまり高額にならず、でも子連れで安心安全の質は落としたくない」
そんな私たちが滞在先に選んだのは「チューリッヒ マリオットホテル(Zurich Marriott Hotel)」です。
ホテルの「立地」と「サービス」をフル活用して、移動はスイストラベルパスを購入したこともあり、食費や移動費をトータルで数万円単位で浮かせることができました。
チューリッヒ マリオットホテルで特にうれしかったサービスが、完売していた「リンツ・チョコレート博物館」のチケットを、ホテルのコンシェルジュさんがが当日分で手配してくれたことです。(※詳細は後述します!)
この記事では、そんな実体験に基づいたリアルな滞在記をお届けします。
アクセスと周辺環境


Googleマップだけでは分からない、子連れだからこそ気になる「歩きやすさ」や「治安」のリアルを解説します。駅から平坦な道が続く一方で、ホテルの並びにある夜のお店のエリアを避ける工夫も必要です。地元の人がリマト川へ飛び込む活気ある風景など、実際に歩いてわかった最新情報をお伝えします。
空港・中央駅からのアクセス
チューリッヒ空港からは電車で約10〜15分。チューリッヒ中央駅(Zürich HB)からは徒歩約10分ほどです。
チューリッヒ中央駅からホテルまでの道はほぼ平坦なので、大きなトランクを引きながらでもらくらく。子どもが一緒でトランクを転がしながらだと15分見ておいた方が安心です。
【要注意】周辺環境で気をつけること


ホテル周辺で1点だけ知っておくべきなのが、ホテルの並びに夜の成人向け映画館があることです。「Cinema」と看板がありますが、映画館でありません。子供に『あれは何?』と聞かれると説明に困るような女性のポスターがありましたので、公園側を歩くことをおすすめします。
昼間: ポスターが出ており昼間でも若干気になります。
早朝・深夜: 人通りが少なくなるため、注意が必要です。
私たちは、常に川側の歩道(公園側)を歩くようにして、子どもの視界に入らないように工夫していました。「リマト川沿いの公園(Platzspitz)」の中を通るのもおすすめ。日中は人が多く、開放的で安心です。


必見!ホテル目の前のリマト川の日常
ホテルの目の前を流れるリマト川。天気が良い日は、地元の人たちが次々と川に飛び込んで泳いでいます!
話には聞いたことがあったのですが、本当にボンボン飛び込んでて必見です。 スイスならではの自由で活気ある光景は、子供も釘付けで見ていました。
公園には「飛び込み禁止」のポスターがあるのですが、全然気にしないみたいで面白かったです。


日帰り旅に行きやすい立地


チューリッヒ中央駅から徒歩10分という立地は、鉄道移動がメインのスイス旅行において最強の武器になります。市内観光はもちろん、ベルンやルツェルン、マイエンフェルトといった人気スポットへの日帰り旅行がいかにスムーズだったか、移動の目安とともにご紹介します。
チューリッヒ市内の観光4カ所紹介
チューリッヒ市内で行った観光した場所は、リンツ博物館、チューリッヒ動物園、チューリッヒ大学、旧市街地です。
| スポット名 | 移動の目安 | 子連れおすすめポイント |
|---|---|---|
| リンツ博物館 | 電車で20分 | チョコの試食が嬉しい!甘いもの好きには天国です。 |
| チューリッヒ動物園 | トラムで約20分 | 山の上にある広大な動物園。自然に近い展示で動物との距離が近い! |
| チューリッヒ大学 | 徒歩+ケーブルカー | 併設の無料博物館は子どもが喜ぶ生き物や恐竜が。建物からの眺めも最高。 |
| 旧市街地 | 徒歩 | 石畳の美しい街並み。おもちゃ屋さん巡りや川沿いのお散歩にぴったり。 |
チューリッヒ中央駅から電車1本で行ける、実際に行った場所をまとめました。
日帰り旅行に行った5カ所紹介
日帰りでは、ベルン、ルツェルン、マイリンゲン(シャーロックホームズ、アーレシュルフト)、マイエンフェルト(ハイジの里)、リギ山の5カ所に行くことができました。
「朝、駅までサッと歩いて電車に乗り、夕方帰ってきたらすぐにホテルで休める」。
この機動力は子連れ旅では何物にも代えがたいメリットでした!
| 行き先 | 片道の目安 | 子連れ一言ポイント |
|---|---|---|
| ルツェルン | 約45分〜1時間 | 湖と橋が美しい!氷河公園、街歩き。 |
| リギ山 | 約1時間30分 | 登山鉄道で頂上へ。絶景に家族で感動。 |
| ベルン | 約1時間 | スイスの首都。旧市街の「クマ公園」は鉄板。 |
| マイエンフェルト | 約1時間10分 | 『アルプスの少女ハイジ』の世界。ハイキングに◎ |
| マイリンゲン | 約2時間15分 | ホームズゆかりの地。迫力の「アーレ峡谷」は必見! |
マイリンゲンは少し遠いですが、車窓の景色が綺麗なのでぜひ行って見てほしいところです。車内から子供もいかにもスイスの景色を楽しんだり、お菓子を食べたりしながら飽きずに過ごせました。
途中で牛や羊が放し飼いにされいたり、いくつもの滝が見えます。子ども用の双眼鏡があるとよく見えて盛り上がりました。
ママ目線でチェック!客室の使い心地


写真は撮り損ねましたが、その分「ママ目線」で細かく使い勝手をメモしてきました!
私たちが宿泊したのは「デラックスキングルーム 25平米」です。
バスタブの有無、冷蔵庫のサイズ、さらに夜が長いスイスの夏に欠かせない「遮光カーテン」の威力まで、リアルな感想をリストアップして公開します。
本館or別館?答えは本館!
チューリッヒ・マリオットには、本館(Main Building)と別館(North Wing)があります。 私たちが宿泊したのは本館でしたが、子連れには「本館」がおすすめです。
別館の方が新しいというイメージがあるかもしれませんが、本館もしっかりメンテナンスされており、古さが気になることは全くありませんでした。何より、朝食レストランやラウンジが本館にあるため、移動の際のエレベーターの乗り換えが不要なのが本当に楽!
朝の忙しい時間や、子供を連れてラウンジへ行く時に、スムーズに移動できるのは大きなメリットでした。
水回り:バスタブ付き
お風呂
嬉しいバスタブ付き!歩き回るスイス観光、湯船に浸かって疲れを癒せるのは大きなポイントです。
シャワー
シャワーは壁に固定されているタイプでした。小さなお子さんを洗う時は少し工夫が必要かもしれません。
トイレ
残念ながらウォシュレットはありません。海外ホテルでは標準的ですが、気になる方はご注意を。
広さと収納:トランク2つ広げられる
ラグジュアリーな雰囲気はありませんが、シンプルで機能的な部屋は快適でした。
広さ
泊まったお部屋は25平米。キングベッドにエキストラベッドを追加しても、大型トランク2つを広げたままにするスペースがありました。
クローゼット
収納がかなり大きめ。家族全員分の着替えや防寒着、散らかりがちな荷物をパッとしまえるので、お部屋をスッキリ保てました。
快適な睡眠:高性能遮光カーテン
遮光カーテン
スイスの夏は21:00を過ぎても外が明るいんです!「子供がなかなか寝てくれない…」という不安もありましたが、ここの遮光カーテンは超優秀。分厚いカーテンを閉めれば真っ暗になるので、早寝させたい時も安心でした。
静かさ
ホテルの北側、ちょうど人々がリマト川に飛び込むあたりにはグラフィティアートがあったり、若者が音楽を楽しんでいる活気あるスポットもありましたが、お部屋の中は驚くほど静か。外の音も隣の部屋の音も全く気にならず、家族全員ぐっすり眠ることができました。
冷蔵庫・ケトル:テイクアウトを食べるのに重宝
冷蔵庫と湯沸かしケトルは完備されています。
中央駅にはスーパーが2つあり、お土産やちょっとしたものを買うのに重宝しました。中央駅内(Migros)、中央駅目の前の(Coop)で買ったフルーツや飲み物を冷やしたり。物価高のスイスで、「お部屋での軽食」を支えてくれる生命線でした。
眺め:スイスの絶景


私たちが泊まったのはリバービューのお部屋。目の前に流れるリマト川とチューリッヒの街並みを眺めているだけで、「あぁ、スイスに来たんだな」と実感させてくれる最高の景色でした。
子連れに神!キッズルーム




マリオット・チューリッヒには、宿泊者が利用できるキッズルームがありました。パッと見た感じ、会議室をキッズルーム仕様にしている感じでした。
設備
十分な広さのスペースに、おもちゃがいくつか用意されています。
利用のポイント
スタッフの方は常駐していないので親の見守りが必要ですが、その分気兼ねなく過ごせます。
対象年齢
息子は小学校高学年だったので少し物足りなそうでしたが、未就学児〜小学校低学年くらいまでのお子様なら、気分転換になるはず!
天気が悪い日や寒い日、外に行くまでの少しの間、ホテル内に少しでも遊べるスペースがあるだけで、親のストレスはグッと減りますよね。


スイスの物価高を賢く乗り切る!「食費」を抑える滞在スタイル


子連れ海外での食事、特に物価の高いスイスでは本当に悩みますよね。我が家の場合、レストランには行かず、「ホテルとカジュアルなお店を使い分ける」ことで、ストレスなく食費を抑えることができました。
マリオットの豪華な朝食ビュッフェや、スーパー、そしてホテルのラウンジを使いこなしました。



我が家が実践した「賢い滞在スタイル」を詳しく解説します。
【朝食】ビュッフェをフル活用!




マリオットのプラチナ会員でなくても、朝食付きプランを選ぶ価値は大アリです。スイスでは外のカフェで家族で朝食を食べるだけで、平気で1人5,000円ほど飛んでいくのが現実…。
マリオットチューリッヒの朝食ビュッフェは種類がとても豊富で、卵料理もリクエストに合わせてその場で焼いてくれます。「朝ごはんでしっかり栄養補給 → ランチは観光先でパンなどの軽食 → その分、観光をたっぷり楽しむ!」 このサイクルが、時間もお金も一番効率的でした。
【夕食】スーパー、テイクアウト、ラウンジで調達




ホテルから中央駅まで徒歩10分だからこそできるのが、「お部屋ディナー」です。
中央駅の地下(ShopVille)には、スーパー「Migros」やテイクアウト専門店がずらりと並んでいます。パスタや餃子、フルーツなど色々選べて楽しめました。
スイスのパンはドイツに近いのか、プレッツェルやクロワッサンが驚くほど美味しくて、子供も大喜び!「レストランで子供が騒がないかヒヤヒヤする」「夜出歩く」必要もなく、お部屋でリラックスして食べる夕食は、最高に贅沢な時間でした。


マリオット・ボンヴォイ会員はラウンジ利用
マリオット・ボンヴォイのエリート特典でラウンジ(M Club)が使える場合、そのインパクトは数万円の節約にもつながり効果絶大です。
夕方のカクテルタイムには「カナッペ」と呼ばれる軽食が並びます。生野菜やフルーツもあり、ビールも飲み放題!夫はいつもここでビールを飲むのを楽しみにしていました。ここで済ませれば、家族で数万円かかるはずの夕食代が浮く計算になります。
高級ホテルだと「ラウンジは12歳以下NG」という場所も多いのですが、チューリッヒ・マリオットは子供の年齢制限なし!いつでも一緒に利用できるのが、何よりありがたいポイントでした。
もらえたマリオット・ボンヴォイ特典


マリオット・ボンヴォイ会員(プラチナエリート以上)の方は、特に恩恵が大きいです。我が家が今回いただけた特典はこちら。
- お部屋のアップグレード: デラックスキングルーム本館→角部屋のリマト川ビューのお部屋にアップグレード
- 朝食サービス: 家族全員分が無料に。
- ラウンジアクセス権: お茶の休憩に夕食に大活躍しました
【実録】リンツ博物館のチケットを当日ゲットできた


実は、2週間前から完売していた「リンツ・チョコレート博物館」のチケット。もう行けないと諦めていたのですが、チェックイン時に「リンツとFIFAのチケットはホテルで手配できるのでいつでも言ってね」とのこと。
ダメ元で相談してみたら、なんと当日分の、しかも時間指定なしという最強のパスを手配してくれたのです!
ちょうど天気が悪く、マイエンフェルトへの遠出を諦めないといけなかったので本当に嬉しかったし助かりました。
毎回のサービスかわからないので、事前にホテルにメールで確認してみたらより安心だと思います。ホテル側がチケットを確保しているケースもあるので、『サービスとして扱っているか』を事前に聞いてみましょう。
英語の問い合わせメールの例はこちら【クリックで開きます】
件名: Inquiry regarding concierge services (Reservation: [予約番号])
本文: Dear Concierge Team,
We are looking forward to our upcoming stay from [チェックイン日].
We are planning to visit the Lindt Home of Chocolate and the FIFA Museum during our trip. We would like to know if the hotel provides a service to purchase or reserve tickets for these museums on behalf of guests.
If so, could you please let us know how we can request them?
Best regards, [あなたの名前]
まとめ:チューリッヒマリオットは家族旅行にぴったりのホテル


マリオット・チューリッヒは子連れに大変使い勝手の良いホテルで大満足でした。
おすすめする人
- 鉄道移動がメインの家族: 中央駅まで徒歩10分。スイス各地への日帰り旅が劇的に楽になります。
- 物価高を賢く抑えたい人: 朝食やラウンジ、駅ナカのスーパーをフル活用して、旅費をコントロールしたい方。
- マリオット・ボンヴォイの特典をフル活用したい人: ラウンジの年齢制限なし&チケット手配など、会員メリットが絶大です。
- バスタブでリラックスしたい
おすすめしない人
- ヨーロッパの「古き良き中世の邸宅風」を求める人: 建物は都会的です。クラシックな雰囲気を重視するなら旧市街のブティックホテルが向いています。
- チューリッヒの旧市街地に宿泊したい人: ホテルは駅の反対側(ビジネス・住宅寄り)に位置します。街のど真ん中の喧騒を楽しみたい方には向きません。
- 格安志向、ラグジュアリー重視の方には、ビジネスライクなマリオットチューリッヒはおすすめしません。
早めに空き状況をチェック!



特に夏のスイスのホテルは埋まるのが早いです。
特に夏休みや冬休みのシーズンは、早めの予約が鉄則!日にちが近づくと値段もどんどん上がります。
慣れない海外旅行、どこでどうやって予約しようかと迷っている方は以下の記事も参考にしてみてください。


この記事がチューリッヒ滞在の参考になりましたら嬉しいです。最後までお読みくださりありがとうございます!









