この記事は、スイストラベルパスを買った方が良いのか迷っている方に向けたガイドです。
私が2025年夏チューリッヒを拠点に8日間スイス旅行をした時、実際にスイストラベルパスを使って感じたメリットと注意点を詳しく解説します。
この記事はこんな方におすすめです
・スイストラベルパスは買った方が迷っている人
・スイストラベルパスのメリットを体験者目線で知りたい人
・スイストラベルパスをの注意点を知っておきたい人

購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。
| メリット | 注意点 |
|---|---|
| ・交通費を気にしなくてOK | ・お得にならない場合がある |
| ・計画の自由度が上がる | ・対象施設かがわかりにくい |
| ・鉄道からの絶景が楽しめる | ・対象外がある |
| ・パスの対象範囲が広い | ・鉄道の予約席がわかり難い |
| ・日本だと海外事務手数料0円ですむ | ・購入先によりキャンセル規定が様々 |
スイストラベルパスの基本情報について詳しく知りたい方はぜひコチラの記事をご覧ください。
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スイストラベルパスのメリット5選


実際に使ってみてスイストラベルパスのメリットを一言でお伝えするとその「使いやすさ」です。基本的にどこでも使えて制限が少なく、持っていると楽に観光ができます。
スイスの旅行では、使うほどに価値を実感できる必携パスです。
どんな風に使いやすかったか、詳しくお伝えします。
- 高額な交通費を気にせず観光できる
- 天候や気分で柔軟に旅程変更できる
- 移動が観光になる!快適な鉄道体験
- 500以上の美術館・博物館に無料入場できる
- 日本からの事前購入で海外手数料を節約できる
- 子どもが一緒ならお得感倍増!15歳までの子供が無料
「個別チケットを買うより安い」もそうですが、何より「色々なことを気にしなくて良い安心感」こそ、スイストラベルパス最大の魅力です。
高額な交通費を気にしなくてOK
スイスの鉄道やバスは区間やゾーンで運賃が変わり、片道でも数千円〜1万円近くかかることも。切符購入では「どれを買えばいい?」「ゾーンを間違えたら?」と不安がつきまといます。
スイストラベルパスがあれば、どこまで行っても定額。



複雑な計算から解放され、心理的にも経済的にも安心でした!
旅の自由度が上がる
スイスのアルプスや山岳観光は天候に左右されがち。晴れた日に山岳鉄道に乗りたくなったり、雨なら室内で楽しめる博物館、と予定を柔軟に変えたくなりますよね。
そんな時も、スイストラベルパスなら予約不要の鉄道やトラムに思い立ったらすぐ乗れるので旅程変更がスムーズです。
実際に雨の日はリンツ博物館へ行き、晴れた日にリギ山に行ったり臨機応変に変更しました。



スイス滞在中に交通費や鉄道の予約を気にしなくて良いのは本当に楽でした。
快適なスイスの鉄道
実際に利用してみて驚いたのが、スイスの鉄道の快適さ。
日本の新幹線の普通席のように広々と清潔。荷物置き場やベビーカー用スペース、トイレも完備されています。大きな窓からアルプスや湖を眺めながらの移動は観光そのもの。
切符を買う手間もなく、観光に集中できるのは大きなメリットです。




はじめわからずに1等車両に乗ってしまいました。新幹線のグリーン車、グランクラスのようなイメージです。
対象範囲の広さ


スイストラベルパスは交通機関だけでなく、500以上の美術館・博物館が無料で入場できます。また、登山鉄道やロープウェイも割引対象。
チューリッヒ滞在の場合、リギ山は日帰りでも行けて、交通費全額無料で乗れるのでぜひおすすめします。交通費+観光費用の両方でお得を実感できます。


海外事務手数料ゼロ
意外なメリットが「海外事務手数料」。現地でパスや切符を購入すると、クレジットカード利用時に数%の手数料がかかります。
スイストラベルパスは高額なので、この差は無視できません。
日本からKlookなどの日本語サイトで購入すれば、日本円決済で海外事務手数料ゼロ。安心して購入でき、トータルコストをさらに抑えられます。
スイストラベルパスの注意点5選


使い勝手の良いスイストラベルパスですが、注意点もあります。「こんなはずじゃなかった…」とならないために注意点とその対策を紹介します。
- お得にならない場合がある
- 対象施設かどうかが分かりにくい
- 対象外の場所に注意
- 鉄道の予約席に気をつけて
- 返金・キャンセルに制限あり
お得にならない場合アリ
移動が少ない旅程では個別切符の方が安いこともあります。
SBB公式サイトがとても分かりやすいのでで交通費をチェックして、パス購入と個別購入のどちらが安いか事前に確認しましょう。
対象施設かが分かりにくい
スイストラベルパスは、すべての交通機関・施設が対象というわけではありません。特にわかりにくいのが500以上が対象とされている博物館&美術館。私が訪れた博物館や美術館は現地でもホームページでも「スイストラベルパス利用可」と明記されておらず戸惑う時もありました。
窓口でパスを見せて「Can I use Swiss Travel Pass?」と一言聞くのが確実です。事前にホームページで調べようとすると手間がかかる上に結局わからないことも。現地で聞けばスタッフも慣れているので対象かどうかを教えてくれます。
対象外の場所に注意
チューリッヒ動物園やリンツ博物館など一部の施設は対象外。私たちが訪れた中でも「チューリッヒ動物園」「ハイジ村」「ベイヤー時計博物館」などは対象外でした。
ただ、何ヶ所か入場料を払ったとしても交通費で元が取れます。
私たちが実際に訪れた施設:
| 施設名 | エリア | 金額 | 対象 | 備考 |
| チューリッヒ動物園 | チューリッヒ | CHF 26 | △ | 10%OFF |
| ベルン自然史博物館 | ベルン | CHF 12 | ◯ | 入場料無料 |
| 氷河公園 | ルツェルン | CHF 20 | ◯ | 入場料無料 |
| リヒャルト ワーグナーの家 | ルツェルン | CHF 12 | ◯ | 入場料無料 |
| シャーロック・ホームズ博物館 | マイリンゲン | CHF 12 | ◯ | 入場料無料 |
| ハイジ村 | マイエンフェルト | CHF 14.9 | ❌ | 対象外 |
| ベイヤー時計博物館 | チューリッヒ | CHF15 | ❌ | 対象外 |
| リンツ博物館 | チューリッヒ | CHF 17 | ❌ | 対象外 |
| アーレシュルフト | マイリンゲン | CHF 12 | ※ | パス提示で割引情報あり |
※アーレシュルフトは、スイストラベルパスで割引アリとの情報がネットにありましたが、公式ホームページにはその情報見当たりませんでした。現地で確認してみてください。
鉄道の予約席に気をつけて


スイスの鉄道は基本的に座席予約なしで利用できます。が、一部の人気路線や観光列車では、予約済みの席が指定されていることがあります。
私たちは一度、予約席と気づかず座ってしまい、「ここ予約してるよ、ごめんね!」と優しく声をかけられて移動しました。
感覚としては、日本の新幹線で“自分の席に誰かが座っていたら声をかけて移動してもらう”のと同じイメージです。
とはいえ、どこから予約区間になるのかが分かりづらく迷うときは、あらかじめ予約表示のある席を避けるのが無難です。
予約席には電光掲示板に表示があるのでチェックしてから座ればOK。
キャンセル規定に条件アリ
スイストラベルパスは購入先によって返金ルールが異なり、公式SBBでは直前キャンセル時に高額な手数料が発生することもあります。
返金条件が柔軟なKlookでの購入がおすすめ。利用開始前日まで全額返金OKなので安心です。
スイストラベルパスを取り扱っている旅行会社を比較しました。気になる方はぜひ読んでみてください。


スイストラベルパスをおすすめする理由


旅程によっては個別購入の方が安いケースもあります。しかし私がスイストラベルパスをおすすめするのは、「金額以上の価値」があるからです。
- 毎回の切符購入の手間を省ける
- 列に並ぶ時間を短縮できる
- 「この列車に乗っていいの?」という不安がなくなる
こうした小さなストレスが消えることで、旅の自由度と安心感が大幅にアップします。
スイス旅行を思い切り楽しむなら、スイストラベルパスは心強い味方です。
がっつり観光派におすすめ


スイストラベルパスをおすすめする人とおすすめでない人をまとめました。
おすすめの人
- 都市間をいくつも移動する予定がある
- 山岳鉄道や湖船、美術館など観光施設も楽しみたい
- 子ども連れ(ファミリーカードで子どもは無料)
- 切符を買う手間やゾーンを気にせず安心して観光したい
- 旅程を天候に合わせて柔軟に変更したい
おすすめしない人
- チューリッヒやジュネーブなど都市に数日滞在するだけ
- 短期旅行で移動回数が少ない
- 美術館や登山鉄道の予定がない
- 交通費をできるだけ抑えたいミニマム旅行スタイル
スイスの観光では持っていて損なし!
スイストラベルパスを使って快適な旅を!


スイストラベルパスとは、スイス旅行を効率的かつ快適に楽しめる万能パスです。
メリット
交通費の心配なし・自由な移動・観光施設もお得
デメリット
旅程次第で損・対象外施設あり・キャンセル条件に注意
結論として、都市間移動をして観光をしっかり楽しみたい方には強くおすすめできます。
実際に我が家がスイストラベルパスで約21万円お得になった実例は、こちらの記事で紹介しています。
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