【実録】スイストラベルパスとは?使い方次第で25万円お得になった家族旅行

スイストラベルパスの利用で25万円お得になった話

スイス旅行を計画するとき、多くの人が最初に悩むのが「スイストラベルパスを買うべきかどうか」ではないでしょうか。
特に初めてスイスに行く方ならこのようなことが気になると思います。

「高額だけど本当にお得なの?」
「実際の使い方が知りたい」
「どこで買えばいい?」

私自身も旅行前は同じように疑問だらけでした。
しかし2025年8月に家族でチューリッヒを拠点に7泊8日滞在し、実際にスイストラベルパスを利用してみると…

約25万円の節約ができました!!

スイストラベルパスはお得+安心」なスイス旅行必携アイテム。我が家のようにチューリッヒ周りの都市観光が中心でも個別でチケットを買うより十分お得になり、都度切符を買う手間もなくスムーズに移動ができました。

この記事では、スイストラベルパスを使って25万円節約できた我が家の実例を詳しくご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 本当にお得になるのか? を実際の金額でイメージできる
  • スイストラベルパスのメリットと注意点を知り納得して購入できる

スイス旅行は物価が高く費用がかさむからこそ、「知らなかった…」と損をするのは避けたいですよね。
実体験ベースでまとめていますので、これからスイス旅行を計画する方の参考になりましたらうれしいです。

\ 日本語でのフォローもバッチリ/

目次

スイストラベルパスとは?基本情報

スイスの列車 子供用はかわいいペイント
キッズスペースがある車両にはかわいいペイント

スイストラベルパスとは、スイス国内の鉄道・パノラマ列車・湖船・バス・トラムが乗り放題になるチケットです。

スイストラベルパスの基本概要

スイスのフェリー
スイストラベルパスでフェリーにも乗れます。
  • スイス国内の鉄道・パノラマ列車・湖船・バス・トラムが乗り放題
  • 500以上の美術館・博物館に無料で入場可能
  • 山岳鉄道も無料や割引料金で利用可能

スイス在住の人には販売しておらず、旅行者のためのパスです。

スイストラベルパスの種類と料金

スイストラベルパスには、座席クラス(1等・2等)、パスの種類(連続日数・フレックス)、日数(3日・4日・6日・8日・15日)があります。

有効日数
(連続日数)
2等
(CHF)
1等
(CHF)
2等
(円)
1等
(円)
3日間244389¥45,140¥71,965
4日間295469¥54,575¥86,765
6日間376602¥69,560¥111,370
8日間419665¥77,515¥123,025
15日間459723¥84,915¥133,755

※為替レートは1CHF=185円で計算(2025年8月記事執筆時点の目安)。実際の購入時は為替により変動します。
※25歳以下は「ユースパス」で大人料金の30%OFF
※6歳未満は22万円節約「スイスファミリーカード」で無料になります(以下で詳しく解説)。

16歳未満は無料!ファミリーカード

スイストラベルパスには「スイスファミリーカード」という無料オプションがあり、16歳未満の子どもは親と一緒なら無料で同乗可能です。

通常の電車運賃は、6歳〜15歳の子供は大人料金の約50%かかるので、子どもが無料になるのは家族旅行には本当にありがたいポイント。

交通運賃だけでなく博物館も無料になるのでお得すぎて申し訳ないくらいでした。

25歳以下は30%OFF!

25歳以下の方はスイス連邦鉄道(SBB)公式「ユースパス」で30%オフ対象になります。Klookでは「中人」というカテゴリーでユースパス同等の価格になっています。

スイストラベルパスはどのくらいお得?

「スイストラベルパスって本当にお得なの?」
私たち家族3人でチューリッヒを拠点に8日間旅行した場合、通常の交通費と入場料を合計すると約40万円。
一方で、同じ行程をスイストラベルパス(8日・2等)で移動すると約15万円に収まりました。

家族構成や人数によって金額は変わりますが、上手に活用すれば旅の自由度がぐっと広がります。

「せっかくのスイス旅行を思いきり楽しみたい!」という方にこそ、スイストラベルパスは心強い味方になるはずです。

25万円節約できた我が家の実例

では、どのくらいお得になるのか?実際の交通費をまとめたのがこちらです。
子どもは大人の半額としてざっくり計算しているのであくまで参考程度に見てみたけるとうれしいです。

交通費内訳表

行き先通常料金(片道)乗車回数観光地
チューリッヒ –
ルツェルン                   
CHF 303回氷河公園・ライオン記念碑/
リギ山の復路
チューリッヒ –
ベルン
CHF 502回自然史博物館
チューリッヒ –
マイリンゲン
CHF 822回アーレシュルフト/
シャーロックホームズ博物館
チューリッヒ –
マイエンフェルト
CHF 362回ハイジ村
チューリッヒ –
リギ クルム
CHF 712回リギ山
ヴェッギス(Weggis)
リギ・カルトバート
(Rigi Kaltbad)
CHF 491回リギ山のロープーウェイ
ヴェッギス(Weggis)
ルツェルンの港
(Luzern Bahnhofquai)
CHF 301回リギ山から
フェリー
トラムCHF4.910回
バスCHF4.610回
鉄道CHF2.610回
ューリッヒ空港 ー
チューリッヒ中央駅
CHF 3.54回
合計CHF 782

大人1人CHF782×185円(当時の為替レート)=144,670円/大人1人

家族3人分の無料分を計算します。

大人2人(CHF782×2=1,564)+子ども(大人の半額CHF391)=CHF1,955
CHF1,955×185円(当時の為替レート)=361,675円

361,675円分お得になりました!

入場料内訳

大人1人、本来CHF140かかるところ、赤線の施設がスイストラベルパスのおかげで無料になりました!
大人1人CHF56(CHF+CHF20+CHF12+CHF12)×185円(当時の為替レート)=10,360円分無料

施設名エリア金額備考
チューリッヒ動物園チューリッヒCHF 26提示で10%OFF
ベルン自然史博物館ベルンCHF 12入場料無料
氷河公園ルツェルンCHF 20入場料無料
リヒャルト・ワーグナーの家ルツェルンCHF 12入場料無料
シャーロック・ホームズ
博物館
マイリンゲンCHF 12入場料無料
ハイジ村マイエンフェルトCHF 14.9スイストラベルパス対象外
ベイヤー時計博物館チューリッヒCHF15スイストラベルパス対象外
リンツ博物館チューリッヒCHF 17スイストラベルパス対象外
アーレシュルフトマイリンゲンCHF 12パス提示で割引情報あり※
合計CHF140
家族3人分の無料分を計算します。

大人2人(CHF56×2=112)+子ども(大人の半額CHF56)=CHF168
CHF168×185円(当時の為替レート)=31,080円

入場料は31,080円分お得になりました!

つまり、交通費と合わせると
361,675円(交通費)+31,080円(入場料)=392,755円!!

とういことで、約40万円かかるところ、スイストラベルパスのおかげで約15万円ですみ、25万円お得になったのです。

▶︎スイストラベルパスをklookでチェックする

チューリッヒを拠点とした都市中心の観光でもこれだけ節約できました。
長距離列車や山岳鉄道を組み合わせる旅なら、さらにお得感は大きくなるはずです!

訪れた場所の写真をご紹介します。壮大な自然に感動しました。

チューリッヒ
マイエンフェルト
ルツェルン
ベルン
リギ山

スイストラベルパスのメリット5選

スイストラベルのメリット5選

スイストラベルパスのメリットは“お得さと安心感”にあります。高額な交通費を気にせず移動でき、天候に合わせて柔軟に旅程変更も可能。鉄道の車窓からの絶景に感動。500以上の美術館無料、日本からの事前購入で海外手数料も節約できる必携パスです。

「安いから」だけではなく「色々なことを気にしなくて良い安心感」こそ、スイストラベルパス最大の魅力です。

高額な交通費を気にしなくてOK

スイスの鉄道やバスは距離やゾーンによって運賃が変わる仕組みです。都市間の移動だけでも片道で数千円〜1万円近くかかることも珍しくありません。個別に切符を購入していると、「どのチケットを買えばいいの?」「ゾーンを間違えたらどうしよう」と不安になります。

スイストラベルパスがあれば、複雑な料金計算から解放され、どこまで行っても定額

心理的にもお財布的にも安心して観光を楽しめます。

旅の自由度が上がる

スイス旅行の山に行く時は、天候によって予定を変えたくなる場面が多いもの。晴れた日に山岳鉄道に乗りたくなったり、雨の日は美術館や博物館に行きたくなったり。そんな時も、スイストラベルパスがあれば予約不要の鉄道やトラムに思い立ったらすぐ乗れるので、柔軟に旅程を組み直せます。

快適すぎるスイスの鉄道

実際に利用してみて驚いたのが、スイスの鉄道の快適さ。2等車でも座席は広々、清潔で静か、荷物置き場も充実。ベビーカー置き場や大きなトランクを置くスペースもあります。さらにトイレも完備。大きな窓からアルプスや湖の景色を眺めていると、移動そのものが観光の一部になります。

スイスの列車
赤丸の「2」が2等車両の意味
スイスの鉄道の一等車両
1等車両は階段とドアのFirst Classの文字が目印

しかも、スイストラベルパスがあれば切符を買う手間はゼロ。自動券売機を探したり、英語やドイツ語で操作したりする必要がないので、観光に集中できるのは大きなメリットです。

対象範囲の広さ

スイストラベルパスは交通機関だけでなく、500以上の美術館・博物館が無料で入場できます。

また、登山鉄道やロープウェイも割引対象。リギ山などは全額無料で乗れるので、交通費+観光費用の両方でお得を実感できます。チケット購入の列に並ぶ必要もなく、スムーズに入場できるのも魅力です。

リギ山の登山列車
チューリッヒ滞在ならぜひリギ山に行ってほしい!

海外事務手数料ゼロ

意外なメリットが「海外事務手数料」。現地でパスや切符を購入すると、クレジットカード利用時に数%の手数料がかかります。金額が大きい分、この差は無視できません。

日本からKlookなどの日本語サイトで購入すれば、日本円決済で海外事務手数料ゼロ。安心して購入でき、トータルコストをさらに抑えられます

スイストラベルパスの注意点5選

スイストラベルの注意点5選

使い勝手の良いスイストラベルパスですが、注意点もあります。こんなはずじゃなかった…とならないために知っておきましょう。

注意点はありますが、事前に把握しておけば現地でも安心して楽しめます。

お得にならない場合アリ

移動回数が少なかったり都市間をあまり移動しない場合は元が取れないこと。たとえば「数日だけチューリッヒ市内観光」という旅程では、1日乗車券や個別切符の方が安く済む場合もあります。

!対策!

SBB公式サイトで交通費をチェックし、パス購入と個別購入のどちらが安いか事前に確認しましょう。

スイストラベルパス対象か分かりにくい

スイストラベルパスは、すべての交通機関・施設が対象というわけではありません。私が訪れた博物館や美術館は「スイストラベルパス利用可」と明記がどこもありませんでした。なので、「えっと、ここはスイストラベルパスが使える?」と戸惑う場面も。

!対策!

窓口でパスを見せて「Can I use Swiss Travel Pass?」と一言聞くのが確実です。スタッフも慣れているので対象かどうかを教えてくれます。

対象外の場所に注意

チューリッヒ動物園やリンツ博物館など一部の施設は対象外。私たちが訪れた中でも「チューリッヒ動物園」「ハイジ村」「ベイヤー時計博物館」などは対象外でした。

私たちが実際に訪れた施設:

施設名エリア金額対象備考
チューリッヒ動物園チューリッヒCHF 26提示で10%OFF
ベルン自然史博物館ベルンCHF 12入場料無料
氷河公園ルツェルンCHF 20入場料無料
リヒャルト・ワーグナーの家ルツェルンCHF 12入場料無料
シャーロック・ホームズ博物館マイリンゲンCHF 12入場料無料
ハイジ村マイエンフェルトCHF 14.9対象外
ベイヤー時計博物館チューリッヒCHF15対象外
リンツ博物館チューリッヒCHF 17対象外
アーレシュルフトマイリンゲンCHF 12パス提示で割引情報あり

※アーレシュルフトは、スイストラベルパスで割引アリとの情報がネットにありましたが、公式ホームページにはその情報見当たりませんでした。ぜひ現地で確認してみてください。

鉄道の予約席に気をつけて

スイスの鉄道は基本的に予約不要で利用できますが、人気の路線や観光列車では座席が予約済みになっている場合があります。ただ予約されている席でもその人が乗ってくるまでは座っていられます。

私たちは一度知らずに座ってしまっていましたが「ここ予約してるよの、ごめんねー!」って感じで話しかけられました。

スイスの鉄道 予約席の確認方法
!対策!

予約席には電光掲示板に表示があるのでチェックしてから座ればOK。

キャンセル規定に条件アリ

スイストラベルパスは購入先によって返金ルールが異なり、公式SBBでは直前キャンセル時に高額な手数料が発生することもあります。

!対策!

返金条件が柔軟なKlookでの購入がおすすめ。利用開始前日まで全額返金OKなので安心です。

それでもスイストラベルパスをおすすめする理由

旅程によってはスイストラベルパスを使わない方が安くなるケースもあります。たとえば都市間の移動が少ない場合や、観光施設にあまり入らない場合は、個別に切符を購入した方がコストを抑えられるかもしれません。

それでも私がスイストラベルパスをおすすめするのは、「金額以上の価値」があるからです。

  • 毎回チケットを買う手間が省ける
  • 列車や博物館の入口で並ぶ時間が短縮できる
  • 「この列車に乗っていいの?」と迷う不安がなくなる

こうした小さなストレスから解放されることで、旅の自由度と安心感がぐっと高まります。

「元が取れるか」以上に「スイス旅行を思い切り楽しめる」ことが、最大のメリットです!

どこで買う?KlookとSBB徹底比較

スイストラベルを買うならどこがおすすめ?

スイストラベルパスはスイス到着後、現地でも購入できますが、日本出発前にオンラインで準備しておくのが安心。特に日本語対応・日本円決済に対応している Klook(クルック) は、日本人旅行者にとって最も利用しやすい購入先です。

公式SBBサイトと比べて「価格」「キャンセル条件」「サポート体制」に大きな差があるため、ここでは両者を徹底比較し、Klookがおすすめできる理由を解説します。

\ 日本語で安心して購入できる /

KlookとSBB公式サイトの比較表

スイストラベルパスは、Klook(クルック)とスイス国鉄(SBB)公式サイトの2つが代表的な購入先です。どちらも正規販売ですが、表示言語や決済方法・キャンセル条件に大きな違いがあります。

項目KlookSBB公式サイト
言語・完全日本語対応・独・英・伊・仏
通貨決済・日本円決済
・海外事務手数料ゼロ
・スイスフラン建て
・カード海外手数料
1.6〜3.8%発生
価格・クーポン
・セール割引
・正規料金のみ
キャンセル条件・前日まで全額返金OK・4日前までCHF30
・3日前〜前日はCHF60
サポート・日本語サポート・外国語
特典・Klookポイント
・ランクアップでeSIM特典
×

同じ正規チケットでも「日本語対応・円決済・柔軟なキャンセル」が揃うKlookの方が、日本人旅行者には安心して購入できます。

Klookがお得な6つの理由

Klookでスイストラベルを購入するメリット
  1. 日本円決済で海外手数料ゼロ
  2. 日本語の安心サポート
  3. クーポンやセールでさらにお得
  4. Rail Europe公式パートナーで信頼性◎
  5. わかりやすい予約ページと図解
  6. 前日までキャンセル無料

「価格・安心・サポート」の3拍子が揃うのはKlookならでは。

1. 日本円決済で海外手数料ゼロ


Klookなら日本円で決済できるので為替レートに左右されません。さらにクレジットカードの「海外事務手数料」もゼロ。
(例)80,000円のトラベルパス購入時、手数料2%=1,600円分お得!

※海外事務手数料はカード会社により1.6〜3.8%程度

2. 日本語の安心サポート


公式サイトは英語やドイツ語表記のみですが、Klookは完全日本語対応。予約画面がわかりやすく、トラブル時も日本語で相談できるので安心です。

3. クーポンやセールでさらにお得


期間限定セールや割引クーポンで公式価格より安く購入できるチャンスも。さらにポイントも貯まり、ランクアップすればeSIMプレゼントなどの特典も受けられます。

4. Rail Europe公式パートナーで信頼性◎


Klookは「Rail Europe」の公式パートナーで正規販売代理店。公式と同じ価格でありながら、日本円決済やセール適用がある分、むしろお得な場合もあります。

5. わかりやすい予約ページ


予約ページはシンプルで、路線図や対象エリアが図解付き。初めてでも迷わず購入でき、使い方まで日本語で確認できます。

6. 前日までキャンセル無料


旅行中の予定変更にも対応可能。Klookなら 利用開始日前日まで全額返金OK。公式サイトは4日前からキャンセル料が発生するため、この差は大きな安心材料です。

これらのメリットをまとめて享受できるのはKlookならでは。安心して最安値で購入したい方は、ぜひKlookを活用してみてください。

\ 充実サポートで安心 /

キャンセルルール比較表

条件Klookで購入公式(SBB)で購入
開始日前前日まで全額返金OK
(オンライン簡単手続き)
4日前まで:CHF30
3日前〜前日:CHF60
当日以降15%のキャンセル料+CHF10/
未使用チケット返却要
返金不可
利用開始後返金不可
(1日でも使うと全額無効)
日付・
日数変更
不可(一度キャンセル→再購入)

Klookの方が分かりやすく、直前でも柔軟に返金できる安心感がありますね。

スイストラベルパス使い方ガイド

スイストラベルの使い方

スイストラベルの使い方をご紹介します。博物館などの割引などについては、こちらからスタッフの方に聞いたりすることが大切です!

鉄道・トラムでの使い方

スイスの鉄道内での検礼の様子
このように車掌さんが検札にまわってきます

スイスの電車には改札がなく、そのまま電車に乗ります。
車内で駅員が回ってきたときにチケットをチェックします。


? 毎回必ず検札に来るの?

今回の旅行では、車窓さんが来たのは4割くらいでした。
フェリーや登山列車は必ず検札に来ていました。

検札の時は…QRコードと念の為のパスポートを準備しておきましょう。

  • QRコードをスマホ表示または印刷提示
  • 名前確認でパスポートを求められることもある

コラム:スイス鉄道の快適さをレビュー

スイスの鉄道は快適で、移動そのものが観光になるほどです。ここでは、私が実際に体験して特に印象に残った“快適ポイント”をまとめました。

スイスの鉄道が快適な理由
スイスの鉄道が快適なワケ

1. 乗り心地の良さ

スイス2等列車の座席の様子
2等列車の座席の様子

2等席でも十分に快適な広さがあります。座席は4人ボックス席が多く、混雑時は相席になることも。荷物で席をキープする人はほとんどいないので、それはマナー違反と思った方がいいです。

大型の荷物置き場があり、スーツケースやベビーカーも安心して置けます。座席付近にトランクを置いていた人が、車掌さんから「荷物置き場に置いてください」と注意されているのを見ました。全体的に、みなさんマナー良く利用している印象でした。

スイスの電車の荷物置き場

トイレも基本的に完備されており、日本の新幹線のような清潔さ。小さな子連れでも安心です。

2. 窓からの絶景

窓からの絶景
窓からの絶景

これがスイス鉄道の最大の魅力!窓が大きく、走る車窓からは湖や山々、放牧されている牛など、絵葉書のような絶景が次々に広がります。

私と子どもは乗り物酔いしやすいのですが、スイス鉄道は日本の新幹線より速度が遅く(最高200km/h程度。新幹線は300km/h前後)、ほとんど酔いませんでした。

スイスの快適電車

車内は飲食OKで、窓の外の景色を眺めながらサンドイッチやフルーツを食べるひとときは最高。テーブル下には折りたたみ式の小さなゴミ箱があり、途中で清掃員が回収に来るので清潔でした。(たまにゴミが溢れている時もありましたが…)

3. 便利なSBBアプリ

日本語には対応していませんが、操作はシンプルでわかりやすいため、英語が苦手でも問題ありません。スイス旅行ではダウンロード必須のアプリです。

運賃の確認、乗換案内、遅延情報などをリアルタイムで把握できるので、「今どこにいて、どの列車に乗ればいいのか」がすぐにわかります。安心感がぐっと増すので、ぜひ活用してください。

これらを全部パス1枚で楽しめるのがスイストラベルパス。事前にKlookで買っておけば、スイス到着日から現地で迷わずすぐ利用できます。

バスでの使い方

  • そのまま乗車・降車、検札が来たら提示
  • 運賃検索や乗換はSBB公式サイトやアプリで可能

美術館・博物館での使い方

スイストラベルパス対象施設一覧がなく、分かりにくい ので 窓口で聞くのが確実です。

  • 「Can I use Swiss Travel Pass?」と聞いてみる。
  • 英語が苦手方は、トラベルパスを見せればOK。スイストラベルパスは英語表記で、旅行者がよく使っているのでスタッフもすぐわかってくれます。

チューリッヒ動物園は、パスの提示で入場料が10%OFFになります。

スイストラベルパスを活用!チューリッヒ拠点のモデルプラン

チューリッヒ拠点のモデルプランの紹介

日本からスイスへ直行便があるのはチューリッヒ空港だけ。さらに、ルツェルン・インターラーケン・ベルンといった人気観光地へも鉄道でアクセスしやすいため、初めてのスイス旅行でもチューリッヒを拠点にすれば、日帰り旅行の選択肢が広がり、旅程に柔軟性を持たせることができます。

私たちが実際にチューリッヒを拠点に7泊8日でめぐった旅行日程をご紹介します。

– 大自然を楽しむ「アルプス観光」
– 名作『ハイジ』の舞台を訪ねる文化体験
-名探偵シャーロック・ホームズの舞台「ライヘンバッハ滝」探訪
-スイスならではの街歩きやショッピング

本格的はハイキングはせず、家族で楽しめる要素をギュッと詰め込んだプランです。

スイストラベルパス大活躍の実例

実際に私たちがチューリッヒを拠点に7泊8日で巡った旅程をご紹介します。

主要都市や観光スポットを効率よく回れたのは、スイストラベルパス1枚で移動も入場もスムーズだったからです。

1日目チューリッヒ到着
2日目チューリッヒ
(リンツ博物館・チューリッヒ動物園)
3日目マイリンゲン
(アーレシュルフト・ライヘンバッハの滝・ホームズ博物館)
4日目マイエンフェルト
(ハイジの村)
5日目ルツェルン
(ワーグナーの家・氷河公園)
チューリッヒ
(ベイヤー時計博物館)
6日目ベルン
(自然史博物館・熊公園)
7日目リギ山
8日目チューリッヒ市内観光
(リンデンホフの丘・チューリッヒ自然史博物館)

これだけ動き回っても、切符購入の手間なし・入場無料の施設多数で、安心して観光を楽しめました。

(各観光地のレポートは順次、別記事にアップしていく予定です!)

FAQ:よくある疑問

スイストラベルパスのよくある質問
何日前から購入できる?

出発日確定後が安心

印刷は必要?

不要。スマホのQR画面でOK

座席予約は必要?

通常は不要。観光列車は別途予約必須

ファミリーカード申請方法

購入時に同時申請で16歳未満無料。スイス到着後、カウンターでも追加可能。

安く買うタイミングは?

価格は一定。Klookセール時が狙い目

スイストラベルパスは「お得+安心」な必携パス

スイストラベルおすすめのまとめ

スイストラベルパスは、お得なチケットなのはもちろんですが、切符購入や運賃を調べる手間がなくなり、その分観光を楽しむ時間に使えるのも大きなメリット。

スイストラベルパスは、スイス旅行を快適かつお得にする最強の味方です。

\ 充実サポートで安心 /

この記事を書いた人

Mariha|家族で楽しむ上質な旅行のガイド

▶年2-3回家族で海外旅行へ
▶ニューヨーク州立大学卒業 
(英検準1級・TOEIC950)
▶ファイナンシャルプランナー2級
▶︎ Marriott Bonvoyプラチナ会員 & JAL派

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