スイス旅行を計画していると必ず目にする「スイストラベルパス」。鉄道やバス、船に乗り放題で観光施設もお得に利用できる便利なパスですが、その仕組みや料金体系は意外と複雑で、「結局どれを選べばいいの?」「本当にお得なの?」と迷ってしまう人も多いはずです。
私自身も2025年8月に初めてチューリッヒに行くことが決まり、情報を集めていても「わかったような、まだ整理しきれていないような…」という状態でした。
- 「スイストラベルパスを色々調べてみてるけど、ややこしくてわからない!」
- 「基本情報だけまず押さえたい」
スイストラベルパスの料金体系、購入方法、メリット、注意点の基本情報をわかりやすくまとめました。

“これだけ読めば大丈夫”という形でシンプルに整理しています。
初めてのスイス旅行で不安な方はぜひ読んでみてください。
スイストラベルパスとは?


ストラベルパスは、外国人観光客向けに作られた便利なフリーパスです。鉄道・バス・湖船、一部の山岳交通機関が乗り放題で、多くの博物館や美術館も無料で入場できます。
我が家では旅行の途中から「最強パス」と呼ぶほど、どこでも使えて重宝したパスでした。
ただし少し厄介なのが「どこで使えるのか分かりにくい」こと。博物館などの対象施設の一覧はなく、公式サイトにもスイストラベルパスが使えるのか明記されていない場合が多いです。さらにホームページには日本語表記もほとんどありません。



事前に調べようとすると、意外と時間がかかってしまうのが難点。
そこでおすすめなのは、とにかく現地に行って聞いてしまうこと。窓口で「スイストラベルパス使えますか?」と尋ねればOK。もしダメなら、その場で入場料を支払えばよいので。
スイストラベルパスを提示すると割引が受けられるのですが、私は知らずに正規料金を払ってしまいました。失敗したなーと後から後悔。私のようにならないためにも「現地でまず見せて確認」が一番だと思います。
でも、それだとスイストラベルパスを買って損することにならない?と思った方。安心してください!たとえいくつかの施設で入場料を払ったとしても、スイストラベルパスを使うことのよる交通費の節約効果は圧倒的です。
我が家の場合はチューリッヒを拠点に都市型観光をしましたが合計で約25万円もお得になりました。
詳しく知りたい方はぜひこちらの記事を読んでみてください。


スイストラベルパスの種類と料金


スイストラベルパスにはいくつか種類があり、値段も変わってきますが選び方はシンプルです。
- 1等席と2等席:1等は広々快適、2等はリーズナブル。
- 連続日数パス vs フレックスパス:連続日数のほうが割安。
- 日数が長いほどお得:3・4・6・8・15日間から選択可能。
- 子ども料金:16歳未満は「スイスファミリーカード」で無料。
- ユース割引:25歳以下は「ユースパス」で大人料金の30%OFF(公式サイト限定)。
次に金額を見ていきましょう。
新幹線で例えると、1等席はグリーン車、2等席は普通席といったイメージです。
我が家は2等席でしたが快適に過ごすことができました!窓の大きさも1等席とは変わらないようなので外の景色もよく見えました。
有効日数 (連続日数) | 2等 (CHF) | 1等 (CHF) | 2等 (円) | 1等 (円) |
3日間 | 244 | 389 | ¥45,140 | ¥71,965 |
4日間 | 295 | 469 | ¥54,575 | ¥86,765 |
6日間 | 376 | 602 | ¥69,560 | ¥111,370 |
8日間 | 419 | 665 | ¥77,515 | ¥123,025 |
15日間 | 459 | 723 | ¥84,915 | ¥133,755 |
※為替レートは1CHF=185円で計算(2025年8月記事執筆時点の目安)。実際の購入時は為替により変動します。
スイストラベルパスの購入方法


「スイストラベルパスはどこで買うのが安心?安い?」と迷う方も多いと思いますが、主な選択肢は3つです。
- 公式サイト(英語表記)
- 旅行代理店(割高になる場合あり)
- オンライン旅行サイト(Klookやkkday)
スイストラベルを取り扱っている6社を比較検討した私のおすすめは Klookです。
- 日本語対応で予約がスムーズ
- 日本円決済で為替や海外事務手数料を気にせず購入可能
- 柔軟なキャンセルポリシー
- 日本語サポート体制あり
▶︎6社を徹底比較した記事はコチラをチェックしてくだい。


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スイストラベルパスの使い方


スイストラベルパスの使い方はとても簡単です。
- 紙をプリントアウトして持ち歩いてもOK
- スイスには改札がありません。車内で車掌さんが検札しに回ってくるのでその時に見せてください。
スイス到着日からスイストラベルパスを使えるようにしておくと、入国後すぐに空港からの移動の際に利用できて便利です。
スイストラベルパスを使うメリット


スイストラベルパスを利用する最大のメリットは「自由度の高さ」と「節約効果」です。
- 交通費を気にせず移動できる
- 高額なスイス鉄道が乗り放題。(一部半額になる鉄道もありますがここでは割愛)
- 予定変更に柔軟対応できる
- 「今日は雨だから美術館へ」「晴れたから山へ」と臨機応変に観光ができる。
- 切符購入のストレスなし
- 毎回券売機の前で考え購入する時間もストレスから解放される。
- 複雑なゾーン制を気にしなくていい
- スイスの交通機関はゾーン制。料金が細かく設定されていて初心者に難解な仕組みですが、ここも一切スルーできる。
- 観光施設もお得になる
- 500以上の博物館・美術館が無料
- 登山鉄道・ロープウェイが最大50%割引
スイストラベルパスの注意点


スイストラベルパスは便利な一方で、注意しておきたい点もあります。
- 改札がない=検札は厳格。毎回検札が回ってくるわけではないのですが、もし無賃乗車をしたら高額罰金の対象になります。
- 有効開始日は予約時に指定。後から変更不可なので要注意。
- パスポートも一緒に携帯必須。名前の確認などで検札時に提示を求められる場合アリ。
スイストラベルパスを安心して利用するために、この3点は押さえておきましょう。
スイストラベルパスはお得!我が家の例


スイストラベルパスがスイス観光の時に使い勝手が良いのは分かった。とはいえ大人ひとりにつき数万円。「元が取れるの?」と疑問に思う方もいるはずです。私もそうでした。
実際に我が家のスイス旅行(家族3人)では、合計25万円の節約になりました。詳しくはこちらの記事にまとめていますので気になる方はぜひ読んでみてください。


スイストラベルパスがおすすめな人


スイストラベルパスは、観光で訪れる旅行者にとって使い勝手の良いフリーパスです。出張や超短期滞在には不要かもしれませんが、観光では切符の心配をせず柔軟に動けるのが魅力。特に16歳未満が無料になる家族旅行では、その効果は絶大です。
- 初めてのスイス旅行で効率よく観光したい人
- 家族旅行や子連れ旅行で電車の切符について調べたくない人
- 予定変更をしながら柔軟に旅を楽しみたい人
まとめ|スイストラベルパスでスイス旅行をもっと快適に


スイストラベルパスは仕組みが複雑に見えますが、基本を押さえれば実はとてもシンプル。
- 主要な鉄道・バス・船が乗り放題
- 博物館や登山鉄道も無料・割引で利用可能
- 子どもは無料なので家族旅行に最適
この記事で紹介したポイントを押さえておけば、スイストラベルパスの仕組みをざっくり理解でき、全体像をつかんだうえで安心して活用できます。初めてのスイス旅行でも、交通費の不安なく自由に観光を楽しめるはずです。少しでも旅の計画のお役に立てれば嬉しいです!
\ スイス旅行を快適に過ごす最強パス/